AT限定免許

そういえば、ネットの話題でもうひとつ。

少し前に「AT限定(免許)」というワードがトレンド入りしていた。

調べてみると、先日「ひき逃げ」で逮捕された若手男性タレントの免許情報が流出。
その免許がAT限定であったという。

そこでゴシップメディアが
「AT限定免許なんてダサイ」と書き立てたことがトリガーだった。

ネット上では、案の定「MT&AT」論争が巻き起こっていた。
ニュースを知らずに、話題に乗っかる人々もいたのだろうが…。

みんな「怒り中毒」だ。

「免許の情報が流出したこと」に対して疑問に感じている人は、ほとんどいなかった。
個人情報が流出していることがおかしいのでは?
おかしいと思う部分が違う。

メディアが大衆をコントロールして「怒り中毒」にしている。

ゴシップメディアによると、
男性タレントと事故を起こした被害者が免許証を撮影していて、
流出させたと書かれている。

本当に画像の免許は本人のものなのだろうか?

そもそも「AT限定免許」という情報自体、真実なのだろうか?

どちらにしてもおかしいのだが、
「おかしい」と思考させることさえ麻痺させてしまっている気がする。

その後もネット上ではひたすら
「AT限定であることはどうか」という意見が延々と続き、不気味だった。

集団心理の恐ろしさが露わになるニュースだったと思う。